関税は、海外から輸入した製品に対して課される税金です。どこの国から何を、いくらで購入したかによって税率が異なります。関税の支払義務はセラーではなくバイヤーにあります。
個人輸入の場合は個々の商品の金額または合計金額が16,666円以下の輸入品には、関税は課せられません(一部の例外を除く)。
商用輸入の場合は商品の合計金額が関税の課税対象になります。
関税の種類は2種類です。一般関税率と簡易関税率があります。
課税価格の合計が20万円以下の場合は簡易関税率が適用されます。
課税価格の合計が20万円を超える場合は一般関税率が適用されます。
海外から商品を購入した場合、DHL・EMS・FedExなどの輸送業者が運んでくれます。これらの業者は、海外から購入した商品に対して通関処理を代行しています。通関業務をすると課税額が算出されますが、その際に購入者が直接税金を支払うことは不可能です。輸送業者が支払うべき税金を立て替えます。その後、商品引き渡し時に購入者が輸送業者に立て替えてもらった関税を支払うことになります。
では、セラーが輸出する際に気をつけることは何か。関税として徴収される額は輸出先の国によって異なる上、常に変化するものであるということです。eBayで輸出を行う際には、定期的に関税を確認するようにしましょう。
基本的に国際郵便の場合は、20万円以上の商品を輸出する際に関税がかかります。セラーは税関への輸出申告を行ってから発送する必要があります。通関手続きは郵便事業株式会社または通関事業者に手続きを委任します。
国際宅配便の場合にセラーがしなければいけないことは、商品の内容物を申告することです。通関手続きは通関事業者が代行します。